专利摘要:
X線撮像装置と位置合わせ/走査システムは、走査軸周りに回転可能な多軸で調整可能なミラー載置台上に載置される少なくとも1つの多層X線ミラーを含む。ミラー走査装置がミラー載置台と連結されてX線源と同期し、それによってミラー走査装置は走査軸周りにミラー載置台を移動させる。本発明は、スタック状に任意に複数のミラーを含んでもよく、好ましくは第1および第2のミラーを含み、それぞれ第1および第2のエネルギーのX線を反射するように構成される。ウィンドウを有する移動可能な減衰板は選択的に、X線がミラーの1つによって伝達されることを可能にし、かつ他のミラーからX線を遮断する。複数のミラーの組は、一塊で構成されるか、または互いに点在させられてもよい。ミラー走査装置は、上記ミラーの走査速度の選択的制御を可能にするために、変更可能な速度で動作可能であってもよい。
公开号:JP2011510752A
申请号:JP2010545204
申请日:2009-01-30
公开日:2011-04-07
发明作者:ウィント,デーヴィッド,エル.
申请人:リフレクティブ エックス−レイ オプティクス エルエルシーReflective X−Ray Optics Llc;
IPC主号:A61B6-00
专利说明:

[0001] 2008年1月30日に出願され、“X線撮影法によるX線撮像システムのためのミラーの取り付け、位置合わせ、走査機構および走査方法”という題が付いている米国仮出願番号61/062,918に基づく優先権が主張され、その全体がここに参照のために組み込まれる。]
技術分野

[0002] 本発明は撮像システムに関し、特に、医療、産業または他の用途のためのX線撮影法によるX線撮像システムに関する。]
背景技術

[0003] 医療、工業または他の用途のためのX線撮影法によるX線撮像システムは代表的に、点源X線チューブを使用し、その点源X線チューブ内では、エネルギー値の高い電子が固体金属の目標物上に突き当り、それによって、焦点スポットから発するX線光の円錐状ビームを生成する。そのようなチューブから放たれるX線のスペクトラムは、チューブに使用されるアノード材料(一般にタングステン、またはマンモグラフィの場合にはモリブデン、ロジウム)の輝線放射特性が、印加電圧により決定される高エネルギーのカットオフまで延びる制動放射(Bremsstrahlung)による放射の広い連続体の上に重ねられるときには、多エネルギーの状態(poly-energetic)である。しかしながら、多くの撮像作業では、増加した像のコントラスト−さらに医療用途の場合には、患者に対する低量の放射線量−を、単一エネルギーの状態の放射を使用して達成することができる。]
[0004] 電子衝突のX線チューブ(または他のX線の点源)から(ほぼ)単一エネルギーの放射線を生成する1つの方法は、X線光が検討対象の組織またはサンプルに達する前にX線光を反射し濾光する多層のX線ミラーを利用することである。(例えば、'X-ray monochromator for divergent beam radiography using conventional and laser produced X-ray sources', H. W. Schnopper, S. Romaine, and A. Krol, Proc. SPIE, 4502, 24, (2001)を参照されたい。)X線ミラーは、狭エネルギー帯に亘ってのみX線を反射するX線反射の多層コーティングによって被覆された平坦な基板を含む。多層X線ミラーは、X線チューブ焦点スポットとサンプル若しくは患者の間に位置決めされる。ミラーは浅い入射角で作動するため、単一ミラーは単一エネルギーのX線光の薄い扇形状ビームのみを生み出す。そのため、像面で大きなフィールドに亘って単一エネルギー光を生成するために、2つのアプローチの内の1つを用いることができる。第1のアプローチでは、単一ミラーがX線露光中に広い角度範囲に亘って走査される。第2のアプローチでは、スタックされたミラー配列が使用されるが、これは、くさび形で高精度に共にスタックされた(積み重ねられた)多数の薄いミラーとスペーサから組み立てられるものであり、それぞれの個々のミラーは狭い扇形状ビームを生成し、ミラー配列は共同で、共に位置合わせさせられた扇形状ビームを生成する。しかしながら、ミラースタックを用いる第2のアプローチでは、照明パターンは、X線光がミラーの端で遮断される領域に対応する暗い片(dark strip)をも含む。この暗い片を補償するため、ミラースタックは露光中に、(ずっと小さな角度範囲に亘るにもかかわらず)単一ミラーが第1のアプローチで走査されるのと類似の方法で走査することができ、それによって明るい片と暗い片が共に平均化されて均一の照明を生成する。]
[0005] 如何なる場合でも、焦点スポットに対してミラーを位置決めするに当たっての要求は厳しく、特に各ミラーの角度位置は、X線の入射角が角度の端数まで制御されるようにしなければならない。例として、約20KeVを作動するマンモグラフィシステムのために設計された多層X線ミラーの特定の場合には、およそ代表的な入射角は0.3〜0.7度の範囲であり、狭帯域の多層コーティングの受光角は、0.02度のように小さいこともありえる。それゆえ、ミラーは、入射角の誤差がおそらく受光角の半分、すなわち0.01度か、またはそれより小さくなるように位置決めされなければならない。より高いエネルギーのX線を利用するX線撮像システムの他のタイプに対しては、入射角と受光角はさらに小さく、そのため、位置合わせに対する要求はマンモグラフィに対するものよりもさらに厳しい。]
発明が解決しようとする課題

[0006] 上述したX線ミラー、すなわち単一ミラーまたはミラースタックを利用するいずれかのアプローチに対して、広いフィールドに亘る照明のために精密走査機構が必要とされる。そのような精密走査機構は、X線焦点スポットに対するミラーまたはミラースタックの位置合わせが走査期間中に精度良く維持され、走査範囲が正確に(すなわち1度の小さな端数まで)制御されなければならず、さらに露光不良を招来しないように走査機構が高度に繰返し可能でなければならないようにして、組み立てられなければならない。精密走査機構は、焦点スポットのサイズおよび多層ミラーの受光角によって決定される精度でもって回転軸が焦点スポットと一致するようになされることができるように、組み立てられなければならない。例えば、マンモグラフィに対しては、回転軸と焦点スポットの間の変位不良がおよそ0.05mmよりも小さくなければならない。他の撮像用途に対しては、変位不良はそれよりも大きいかも知れないし、小さいかも知れない。]
[0007] 要するに、X線撮影法による撮像のための単一エネルギーのX線を生成する点源X線源と連結して多層のX線ミラーを使用するという考えが上述されてきたが、ミラーを正確に精度良く取り付け、位置合わせをし、走査する機構が未だに開発されていない。]
課題を解決するための手段

[0008] 本発明は、点源X線チューブと連結して使用される入射X線ミラーの、取り付け、位置合わせ、および走査の機構である。本発明は、(a)5軸で調整可能なミラー載置台と、(b)X線生成器と同期した、コンピュータ制御されるミラー走査装置と、(c)X線焦点スポットに対して走査軸を精度良く位置決めするための2軸調整機構と、(d)個々のX線露光にどのミラーが使用されるか選択するために、X線ミラースタックに対して精度良く位置決めされることが可能な、移動する入口グリッドと、(e)特定のミラー配置によって定義される照明パターンに組み合わせられた、減衰用の、スロットが付けられた板を有する走査(scanning)非散乱グリッドと、を備える。走査非散乱グリッドは、1方向における散乱を最小化するのに使用される。本発明は特に、マンモグラフィの用途に向けられているが、すべての他の医療および産業のX線撮影法によるX線撮像用途に等しく適用可能である。]
[0009] 一実施形態では、本発明は、X線焦点スポットを有する点源X線チューブを利用したX線撮像装置のための多層のX線ミラーの位置合わせおよび走査システムである。この位置合わせおよび走査システムは、多軸で調整可能なミラー載置台であって、その上に少なくとも1つの多層X線ミラーが載置されているミラー載置台を含む。ミラー載置台は、焦点スポットと位置合わせ可能な走査軸周りに回転可能である。コンピュータ制御されるミラー走査装置はミラー載置台と連結され、点源X線チューブと動作において同期している。点源X線チューブが動作させられるときに、ミラー走査装置は走査軸周りにミラー載置台を回転させる。ミラー載置台は好ましくは、焦点スポットに対して回転可能に載置される光学ブラケットに取り付けられている。ミラー走査装置は好ましくは、上記光学ブラケットとは反対方向に力を加える線形モータドライブを備え、光学ブラケットとミラー載置台を走査軸周りに、焦点スポットと位置合わせされたまま回転させる。好ましくは、ミラー載置台はさらに、3つの直交変換および2つの直交回転を有する5軸の光学ポジショナを備え、この光学ポジショナは、焦点スポットおよび走査軸に対するミラーの位置決めを可能にするように構成されている。好ましくは、X線焦点スポットに対するミラー載置台の走査軸を位置決めするように構成された2軸調整機構も設けられる。]
[0010] 好ましい実施形態では、少なくとも1つの多層X線ミラーは、ミラースタック内で互いに強固に固定された複数の多層ミラーを含み、より好ましくは、第1のエネルギーのX線を反射するように構成された第1の組の、若しくは複数の多層ミラーと、第2のエネルギーのX線を反射するように構成された第2の組の、若しくは複数の多層ミラーとを含む。複数のミラーの2以上の組(例えば、3またはそれ以上の組)が設けられてもよく、各組がそれぞれ異なるエネルギーのX線を反射するように構成される。この好ましい実施形態では、少なくとも1つのウィンドウを有する移動可能な減衰板が、i)X線チューブとミラースタックの間に介挿されるか、またはii)ミラースタックと撮像されるべき項目との間に介挿されるかのいずれかで配置され、上記ウィンドウは、複数のミラーのうち少なくとも1つが、少なくとも1つの対応するエネルギーを上記撮像されるべき項目へ伝達することを選択的に可能にし、残りの減衰板は、複数のミラーのうち他のミラーが、少なくとも1つの異なった対応するエネルギーのX線を伝達するのを防止する。この方法で、スタック内の複数のミラーのいくつかを選択的に遮断し、かつ同時に、X線がスタック内の他のミラーから撮像されるべき項目まで反射することを可能にすることで、撮像のために伝達されるべきX線エネルギー(または複数のエネルギー)を選択する。]
[0011] ミラースタック内の複数のミラーの多数の組は異なる方法で配置されてもよい。例えば、第1の複数のミラーは実質的に第1のブロック内ですべて互いに隣接するように設けられてもよく、前記第2の複数のミラーは実質的に第2のブロック内ですべて互いに隣接するように設けられてもよい。この配置では、減衰板のウィンドウは、X線がミラーのブロックの一方に対して/一方から伝達されることを可能にしつつブロックの他方を遮断するような寸法に合わせられたアパーチャでありうる。代替的に、第1および第2の複数のミラーは、互いに点在させられうる。そのような配置では、減衰板のウィンドウは、X線が複数のミラーのうち1つから撮像されるべき項目まで反射されることを可能にしつつ複数のミラーのうち他のミラーを遮断するような寸法に合わせられた複数のスロットを含む。]
[0012] 本発明の位置合わせおよび走査システムはまた、走査非散乱グリッドを含んでもよく、当該グリッドは、撮像されるべき項目とX線センサ(フィルム式またはデジタル式)との間に配置され、少なくとも1つのX線ミラーによって生成される照明パターンに組み合わせられた、減衰用の、スロットが付けられた板を有する。]
[0013] 任意に、ミラー走査装置は、選択的に変更可能な速度で動作可能であり、それによってミラーの走査速度の選択的制御を可能にする。ミラーの走査速度(例えば、線形モータドライブが光学ブラケットを押す速度)と入口グリッドのアパーチャの位置の双方を制御することによって、本発明は、像面内の位置の機能として、X線の強度およびエネルギーのそれぞれに亘る非制限の制御を提供する。]
[0014] 本発明の他の観点は、X線撮像装置である。本発明の装置は、焦点スポットを有する点源X線チューブと、多軸で調整可能なミラー載置台上に取り付けられる少なくとも1つの多層X線ミラーと、を含む。ミラー載置台は、焦点スポットと位置合わせ可能な走査軸周りに回転可能である。コンピュータ制御されるミラー走査装置がミラー載置台と連結され、点源X線チューブと動作において同期している。点源X線チューブが動作させられるときに、ミラー走査装置は走査軸周りにミラー載置台を移動させる。ミラー走査装置は好ましくは、ミラー載置台とは反対方向に力を加える線形モータドライブを含み、ミラー載置台を走査軸周りに、焦点スポットと位置合わせされた状態を保ちつつ回転させる。]
[0015] 上述のように、少なくとも1つの多層X線ミラーは、ミラースタック内で互いに強固に固定された複数の多層ミラーを含んでもよく、スタックは好ましくは、第1のエネルギーのX線を反射するように構成された第1の組の、若しくは複数の多層ミラーと、第2のエネルギーのX線を反射するように構成された第2の組の、若しくは複数の多層ミラーとを含む。i)X線チューブとミラースタックの間に介挿されるか、またはii)ミラースタックと撮像されるべき項目との間に介挿されるかのいずれかで配置される、少なくとも1つのウィンドウを有する移動可能な減衰板が設けられる。ウィンドウは、複数のミラーのうち少なくとも1つが、少なくとも1つの対応するエネルギーを撮像されるべき項目へ伝達することを選択的に可能にし、残りの減衰板は、複数のミラーのうち少なくとも他のミラーが、少なくとも1つの異なった対応するエネルギーのX線を伝達するのを防止し、それによって、撮像のために伝達されるべき少なくとも1つのX線エネルギーの選択を可能にする。複数のミラーの組は、同種のブロック内で配置されてもよく、その場合には減衰板のウィンドウは、ブロックの一方に対する/一方からのX線の伝達を可能にしつつブロックの他方を遮断するような寸法に合わせられたアパーチャを含む。代替的に、第1および第2の複数の多層ミラーは、互いに点在させられ、その場合には、減衰板のウィンドウは、複数のミラーのうち1(またはそれ以上)のミラーに対して/からのX線の伝達を可能にしつつ複数のミラーのうち他のミラーを遮断するような寸法に合わせられた複数のスロットを含む。]
[0016] 本発明のX線撮像装置は任意に、ミラー走査装置を選択的に変更可能な速度で動作可能とし、それによって前記ミラーの走査速度の選択的制御を可能にする。撮像されるべき項目の特定の領域に亘る、より遅い走査速度は、その領域のより大きいX線露光に対応する一方、より速い走査速度は、より少ないX線露光に対応する。位置の機能としてX線露光を制御することによって、像の品質は最適化されることが可能であり、医療の撮像の場合には、撮像されるべき各々の特定の項目に対する患者への放射線量を最小化することが可能である。]
[0017] 本発明の他の観点では、本発明は、焦点スポットを有する点源X線チューブを有するX線撮像装置である。複数の多層X線ミラーがミラースタック内で互いに強固に固定され、ミラースタックは、第1のエネルギーのX線を反射するように構成された第1の複数の多層ミラーと、第2のエネルギーのX線を反射するように構成された第2の複数の多層ミラーとを含む。走査可能なミラー載置台が設けられ、その上にミラースタックが載置されており、ミラー載置台は焦点スポットと位置合わせ可能である。i)X線チューブとミラースタックの間に介挿されるか、またはii)ミラースタックと撮像されるべき項目との間に介挿されるかのいずれかで配置される、少なくとも1つのウィンドウを有する移動可能な減衰板が設けられる。ウィンドウは、複数のミラーのうち少なくとも1つが、少なくとも1つの対応するエネルギーを撮像されるべき項目へ伝達することを選択的に可能にし、残りの減衰板は、複数のミラーのうち他のミラーが、少なくとも1つの異なった対応するエネルギーのX線を伝達するのを防止し、それによって、撮像のために伝達されるべき少なくとも1つのX線エネルギーの選択を可能にする。]
[0018] 第1の複数のミラーは実質的に第1のブロック内ですべて互いに隣接しており、第2の複数のミラーは実質的に第2のブロック内ですべて互いに隣接している。この配置において減衰板のウィンドウは、X線がブロックの一方によって伝達されることを可能にしつつブロックの他方を遮断するような寸法に合わせられたアパーチャを含む(好ましくは、1つのブロックからのX線の伝達を可能にしつつ他のすべてのブロックからのX線の伝達を遮断する)。代替的に、第1および第2の複数の多層ミラーは互いに点在させられ、この配置における減衰板のウィンドウは、複数のミラーのうちの1つのミラーに対して/からのX線の伝達を可能にしつつ複数のミラーの他のミラーを遮断するような寸法に合わせられた複数のスロットを含む。]
[0019] 本発明に係るX線撮像装置においては、ミラー載置台は好ましくは、前記焦点スポットと位置合わせ可能な走査軸周りに回転可能であり、X線撮像装置はさらに、ミラー載置台と連結され、前記点源X線チューブと動作において同期した、コンピュータ制御されるミラー走査装置を含む。点源X線チューブが動作させられるときに、ミラー走査装置は走査軸周りにミラー載置台を移動させる。ミラー走査装置は好ましくは、選択的に変更可能な速度で動作可能であり、それによってミラーの走査速度の選択的制御を可能にする。]
[0020] 本発明の他の観点は、実質的に単一エネルギーのX線を利用するX線撮像を実行する方法である。ミラースタック内で互いに強固に固定された複数の多層ミラーが準備され、そのミラースタックは、第1のエネルギーのX線を反射するように構成された第1の複数の多層ミラーと、第2のエネルギーのX線を反射するように構成された第2の複数の多層ミラーとを含む。]
[0021] X線源からのX線が複数のミラーのうちの1つに突き当たり、かつ複数のミラーのうち他のミラーからのX線を遮断することを可能にし、それによって撮像のために伝達されるべきX線のエネルギーを選択する。好ましくは、選択的に可能にするステップはさらに、X線チューブとミラースタックの間、またはミラースタックと撮像されるべき項目との間、のいずれかに少なくとも1つのウィンドウを有する移動可能な減衰板を準備するステップと、ウィンドウがX線ミラーのうち所望のものと位置合わせするように、減衰板を選択的に移動させるステップとを含む。]
[0022] ミラースタックは好ましくは、X線源の焦点スポットと位置合わせ可能な走査軸周りに回転可能なミラー載置台上に載置される。この場合、本発明の方法は、X線焦点スポットとの走査軸の位置合わせを維持しつつ、ミラー載置台を走査軸周りに回転させるステップを含む。任意に、本発明の方法はさらに、走査軸周りにミラー載置台の回転の速度を変更するステップであって、それによってミラーの走査速度の選択的制御を可能にするステップを含む。速度を変更するステップと、減衰板を移動させるステップとを利用することによって、本発明の方法は、撮像されるべき項目に対する位置の機能としてX線の強度およびエネルギーのそれぞれの制御を可能にする。]
図面の簡単な説明

[0023] 図1は、単一エネルギーの撮像のための従来の点源X線チューブと連結した、平坦な多層X線ミラーの使用を示す概略図である。図1aは、1つの単一エネルギーの扇形状ビームを生成する単一のミラーを示す。
図1bは、複数の単一エネルギーの扇形状ビームが共に位置合わせされた配列を生成するミラースタックを示す。
図2は、本発明に係る、X線ミラースタックと、5軸の位置決めを備えたミラースタックの載置台と、走査(scanning)光学ブラケットアセンブリとドライブシステムを示し、すべて従来の点源X線チューブに載置されている。
図2は、本発明に係る、X線ミラースタックと、5軸の位置決めを備えたミラースタックの載置台と、走査光学ブラケットアセンブリとドライブシステムを示し、すべて従来の点源X線チューブに載置されている。
図2は、本発明に係る、X線ミラースタックと、5軸の位置決めを備えたミラースタックの載置台と、走査光学ブラケットアセンブリとドライブシステムを示し、すべて従来の点源X線チューブに載置されている。
図2は、本発明に係る、X線ミラースタックと、5軸の位置決めを備えたミラースタックの載置台と、走査光学ブラケットアセンブリとドライブシステムを示し、すべて従来の点源X線チューブに載置されている。
図2は、本発明に係る、X線ミラースタックと、5軸の位置決めを備えたミラースタックの載置台と、走査光学ブラケットアセンブリとドライブシステムを示し、すべて従来の点源X線チューブに載置されている。
図2は、本発明に係る、X線ミラースタックと、5軸の位置決めを備えたミラースタックの載置台と、走査光学ブラケットアセンブリとドライブシステムを示し、すべて従来の点源X線チューブに載置されている。
図3は、本発明に係る、図2の走査光学ブラケットアセンブリと、X線焦点スポットに対して走査軸の位置決めの方法を提供するピボットU形ブラケットアセンブリの切り取り図である。
図4は、本発明に従って、ミラー走査ドライブ、および任意に非散乱グリッド走査ドライブがどのようにX線生成器と同期させられるかを示すブロック図である。
図5は、本発明に係る走査光学ブラケットアセンブリの切り取り図であって、走査(scanning)減衰板の入口グリッドを強調する図である。
図5は、本発明に係る走査光学ブラケットアセンブリの切り取り図であって、走査減衰板の入口グリッドを強調する図である。
図6は、本発明に従った、多エネルギーのミラースタックと変換可能な入口グリッドと走査非散乱グリッドの例を示す。図6aは、3つの交互に替わるミラータイプを有し、各ミラータイプが異なるX線エネルギーにチューニングされたミラースタックを備えたシステムを示す。
図6bは、3つのミラータイプを一塊に有するミラースタックを備えたシステムを示す。
図7は、本発明に係る入口グリッドの例を示す。図7aの実施形態は、図6aに示される3つのエネルギーが交互に替わるミラースタックの使用のためのものである。
図7bの実施形態は、図6bに示される3つのエネルギーのブロック(塊)状ミラースタックの使用のためのものである。] 図1a 図1b 図3 図4 図6a 図6b 図7a 図7b
実施例

[0024] 本発明の記述は図2〜7を参照してなされる。理解されるべきことは、これらの図は例示的なものに過ぎず、以下に表れる請求項によって定義される本発明の範囲を制限するのに役立つものではない、ということである。]
[0025] 伝統的なX線撮影法によるX線撮像システムは、点源X線チューブと、X線に反応する像検出器(フィルム/スクリーン式またはデジタル式のいずれか)とを備えており、焦点スポットから放たれるX線光子が検討中の組織またはサンプルを通過し、そこではX線光子がサンプルの組成および密度に応じた量だけ減衰させられる。そして、結果として生ずる像は、X線伝播の方向に沿って統合される、サンプルの減衰マップである。]
[0026] 多くの用途に対して、増加した信号のコントラスト(医療用途の場合には、低量の放射線量)は、例えば段階的で周期的な多層X線ミラーによって生成されるような単一エネルギーのX線を使用して得ることができる。X線ミラーを利用する1つの構成が図1aに示されており、そこでは単一ミラー(106)が単一エネルギーのX線の扇形状ビーム(107)を生成するのに使用される。他の構成は図1bに示されており、そこでは共に位置合わせされた複数のX線ミラーの配列(108)が平行な単一エネルギーの扇形状ビーム(109)の配列を生成するのに使用される。図1aおよび図1bの双方は、X線チューブ(101)、X線焦点(102)、検討中の組織(103)、検出器(104)および多エネルギー状態の扇形状ビーム(105)を示している。] 図1a 図1b
[0027] 図2に示されるのは、従来のマンモグラフィのX線チューブ(101)に対して複数のX線ミラーを強固に取り付け、かつ位置合わせするための、本発明に係る機構であり、そのアセンブリ(組立体)はまた、精密走査機構をも組み込んでいる。図2に示される取り付け、位置合わせ、および走査する機構は、本発明の一部である。図2に示されるシステムはX線ミラースタック(108)を表しているが、このコンセプトは単一ミラー構成(106)の場合にも等しく当てはまる。]
[0028] X線ミラースタックは、くさび形状に強固に共に取り付けられる複数の薄いX線ミラーと複数のスペーサを含む。ミラースタックは、それがシステム内に完全に取り付けられたときにくさび形の焦点がX線チューブ焦点スポット(102)と一致するようにして設計されている。ミラースタックは、基板(208)に対して不変的に取り付けられており、その基板自体は、3つの直交変換および2つの直交回転を提供する5軸の光学ポジショナ(例えば型式LP-2Aなど、カリフォルニア州のアーヴァインのNewport Corp.から商業的に入手可能なもの)の取り付け表面に取り付けられている。光学ポジショナ(209)(図3にも示されている)は、“光学ブラケット左側板”(203)に強固に取り付けられており、それゆえ、すべての必要な軸に沿って、X線チューブ焦点スポットに対してミラーまたはミラースタックの高精度な位置決めのための機構を提供する。光学ポジショナを編成するアクチュエータおよび/またはステージはロッキングタイプであり得、それによってミラーがいったん適当に位置合わせされた後は誤った位置調整を防止する。] 図3
[0029] (ミラーまたはミラースタックが取り付けられる)“光学ブラケット左側板”(203)は“光学ブラケットアセンブリ”の一部であり、“光学ブラケットアセンブリ”はまた、“光学ブラケット右側板”(204)と剛性向上のための2つの横断支柱(cross-brace)を含む。“光学ブラケット左側板”および“光学ブラケット右側板”(図3にも示される)はそれぞれ、円柱状のたわみピボット(213)(例えば型式5016- 800など、ニューヨーク州のニューハートフォードのRiverhawk Co.から商業的に入手可能なもの)の一端への取り付けのための精密に開けられた孔を含む。各たわみピボットの他端は、“ピボットU形ブラケット左側板”(304)または“ピボットU形ブラケット右側板”(302)に取り付けられ、それぞれたわみピボットを収容するため、組み合わされた精密に開けられた孔を含む。従来の回転軸受がまた、たわみピボットの代わりに使用されうる。“ピボットU形ブラケットアセンブリ”は、“ピボットU形ブラケット左側板”(304)、“ピボットU形ブラケット右側板”(302)および“ピボットU形ブラケット基板”(303)を含む。“ピボットU形ブラケット基板”(303)は、垂直変換のために方向付けられた線形変換ステージ(307)(Newport Corp.の型式M-426Aのようなもの)の一方の側に取り付けられる。その変換ステージの他方の側は“L形ブラケットアセンブリ”(306)に取り付けられ、“L形ブラケットアセンブリ”(306)は同様に、水平変換のために方向付けられた他の線形変換ステージ(305)に取り付けられている。水平変換ステージは、妨げられることなくX線ビームを通過させる中央のアパーチャ(aperture)(216)を含み、“X線チューブ取付板”(314)に強固に取り付けられており、X線チューブもまた当該取付板に対して強固に取り付けられている。] 図3
[0030] 水平(305)および垂直(307)変換ステージはそれゆえ、左側および右側たわみピボット(301)を同時に位置決めする精密調整機構を提供する。よって、この機構は、究極的には変換ステージの精度、繰返し性および安定性によって限定される精度をもってX線チューブ焦点スポットと一致するように、たわみピボット(または軸受)の軸を位置決めするのに使用される。商用段階は、1ミクロンかそれよりも良好な精度を容易に提供することができる。ステージおよび/またはアクチュエータはロッキングタイプであり得、それによってシステムがいったん適当に位置合わせされた後は誤った位置調整を防止する。いったん、取り付けられたミラーまたはミラースタックを含む“光学ブラケットアセンブリ”がたわみピボットに取り付けられると、ミラーまたはミラースタックはたわみピボット軸周りに、それゆえX線チューブ焦点スポット周りに自由に回転することができ、それは光学位置合わせにおける如何なる劣化を生じさせることがない。]
[0031] 焦点スポット周りの“光学ブラケットアセンブリ”の精度の良い制御された回転は、サインバー(sine-bar)構成で配置された、線形モータドライブ(駆動)または線形変換ステージ(210)を使用して達成される。線形ドライブまたはステージは、中間ドライブ板(211)およびドライブ用支柱(212)を介して光学ブラケットアセンブリの一端とは反対方向に押し、それによって右側から眺めたときに反時計方向において焦点スポット(102)周りのミラー(106)またはミラースタック(108)の回転を生じさせる。簡易なばね(217)によって補われたたわみピボットまたは軸受は、線形ドライブが収縮させられたときに時計方向に光学ブラケットアセンブリを回転させるのに必要とされる引き戻しトルクを提供する。この設計の精度は十分以上である。例えば、1ミクロンの分解能を備え、回転軸から80mmの距離まで光学ブラケットアセンブリと反対に押すように位置決めされた変換ステージを使用すると、0.001度よりも良好な角度分解能が得られる。]
[0032] 図4のブロック図に示されるように、X線ミラーを回転させるために使用される線形モータドライブまたは線形変換ステージは、X線生成器と同期させられる電気モータ制御器/ドライバによって活性化され、それによって、X線露光中に像面に所望のX線照明パターンを提供するような方法でミラーが移動することを確実にする。例えば、単一のX線ミラーを使用した全フィールドの露光の場合には、ミラー走査は、X線露光が開始および終了したときにそれぞれ開始および停止し、ミラーの回転(すなわち、開始および停止位置)の程度は像面における所望の露光フィールドによって決定される。ミラーの回転速度は、ミラー(ヒール効果のために1方向に沿って強度を単調減少させる)を使用することなく得られるであろう照明パターンに等しいものを提供するために、露光の全体に亘って一定に維持されることができ、あるいは、回転速度は、撮像タスクに応じて、最適な撮像のために所望の任意の照明パターンであれば何であれ(例えば、1方向に沿って概ね急峻に減少する強度、非単調な強度の減少)生成するのに調節されることができる。例えば、マンモグラフィの用途では、ミラーの回転速度は、トルソ(torso)に隣接した領域に亘って走査するときには遅い速度に設定されうるが、走査がニップルに近付くにつれて増加しうる(組織のより厚い部分に対しては典型的にはより大きい強度が必要とされる)。類似した同期および照明の柔軟性はまた、単一のミラーに代わってミラースタックによっても得ることができる。] 図4
[0033] X線ミラーのスタックを組み込むシステムの場合には、スタック内の各ミラー上の多層コーティングの設計を制御することによって、個々の反射された扇形状ビームをすべて、同じX線エネルギーにチューニングすることができ、あるいは個々のミラーを異なるX線エネルギーにチューニングすることができる。すなわち、すべてのミラーは、単一のX線エネルギーにチューニングするための同一の多層で皮膜(コート)されることができ、あるいは代替的にスタックは、各ミラーの組が特定のX線エネルギーにチューニングされた、ミラーの複数の組を含むようにしてもよい。複数の特定のX線エネルギーにチューニングされたミラーの複数の組からミラースタックを組み立てることによって、さらにスタック内の特定のミラーの組を選択するための機構を提供することによって、システムは、X線技術者が具体的にエネルギーを“チューニング”する方法を提供し、それによって所定の撮像タスクのためのX線露光を最適化する。加えて、多エネルギーのミラー配列は、例えば、コントラストエージェントを利用した2エネルギーの拡張コントラストの撮像のような、2(または多)エネルギーによる撮像技術の発展性を可能にする。]
[0034] 本発明は、露光中の使用に対して特定のミラーの組を選択する機構を含み、その機構は、X線減衰板、またはミラースタックに対して高精度に位置決めされる類似構造を含む。減衰板は、ミラースタックにおいて複数のミラーの特定の構成に組み合わせられており、特定のミラーのみがX線ビームを反射かつ濾光するのを可能にする。それゆえ、減衰板の位置の調整は、手元において特定の撮像タスクに対しX線エネルギーの個別的な“チューニング”のための機構を提供する。図5は、ミラースタックにおいて特定のミラーを選択するための変換可能なX線減衰板を示し、線形変換ステージ(312)と、所望のグリッドパターンまたはウィンドウが形成されている薄い金属板(313)とを含む。金属製のグリッドは、従来の機械加工または化学的エッチングのいずれかを使用して製作することができる。1つの好ましい実施形態は、1〜2mmオーダーの厚さの機械加工された真鍮の板によって作製されたグリッドを利用する。他の好ましい実施形態では、グリッドは0.5mmオーダーの厚さのタンタルシートによって作製されるが、それはリソグラフィによってパターン付けられ、その後化学的にエッチングされる(例えば、米国イリノイ州シカゴの会社Fotofab(3758 W. Belmont Ave., Chicago,IL60618)を参照されたい)。グリッドは変換ステージに強固に取り付けられ、変換ステージは光学ブラケット左側板(203)に取り付けられる。図5における実施形態では、ステージ/グリッドのアセンブリの全体がX線ミラースタック(108)に対し、空間上で、すなわちX線チューブとミラースタック(108)の間で固定されている。板(313)はここでは、X線がミラースタックの特定の位置に突き当たるのを防止しつつX線がミラースタックの他の位置に突き当たるのを可能にするための入口(entrance)グリッドとして働く。他のオプションとして、減衰板(313)は、ミラースタック(108)の“下流”に配置されていてもよく、それによって、ミラースタックで反射された特定のエネルギーのX線が撮像されるべき項目(item)に到達するのを防止する。いずれかの配置(X線チューブとミラースタックの間、またはミラースタックと撮像されるべき項目との間)において、グリッドとミラースタックの相対位置は、上述したサインバーのドライブ機構を使用してミラースタックが走査されるときには変更されない。]
[0035] 図6および図7に示されるのは、多エネルギー状態のミラースタック(図6)の2つの例と、所定の露光のためのミラーの組を選択するのに使用される対応する走査減衰板(図7で最も良く見られる)である。図6および図7において減衰板の双方の例は、入口グリッドとしてミラースタックの“上流”にあり、それらは出口(exit)グリッドとしてミラースタックの“下流”に容易に配置されうる。図6aは3つの異なるミラータイプ(505、506、507)の配列を示しており、その各々がいくつかの特定のエネルギー(例えば、18KeV、20KeVおよび25KeV)にチューニングされ、例えば505/506/507/505/506/507…のように交互に替わる配列で構成される。そのようなミラー配列のための適切な入口グリッド(503)が図7aに示される。図6bに示されるのは、他の可能なミラースタック配置であって、この場合には、3つのタイプのミラー(512、513、514)が一塊(ブロック)で共にグループ化されており、この構成のための入口グリッド(504)が図7bに示される。ミラーの順序付けの可能な限り多くの数の順列をもって2またはそれ以上の異なるタイプのミラーを使用した、多くの他の配置が可能である。いずれの場合でも、実質的に単一エネルギーのX線の選択を可能にすることによって、像のコントラストが大幅に改善されるとともに(臨床用途では)患者に対する放射線量を減少させる。] 図6a 図6b 図7a 図7b
[0036] 上述したように、単一エネルギーのX線を生成するX線ミラーは、狭い扇形状ビームを生成するか、またはミラーの積層(スタック)した配列の場合には、共に位置合わせさせられた複数の狭い扇形状ビームの配列を生成する。像面において結果として生ずる照明パターンは、単一のミラーの場合の単一の明るい片であるか、またはミラー配列の場合の明るい複数の片の配列である。そのため、像面における‘暗い’領域は露光中にマスクされることができ、これは照明パターンに対して正確に組み合わせられる減衰用の、スロット(細長い溝)が付けられた板を使用して行われ、その板は、一方向に沿って散乱を最小化するための非散乱グリッドとして動作する。非散乱グリッドは、露光中にミラーの走査と同期して走査されうる。]
[0037] 本発明の最後のコンポーネントは、いま概説したように、走査非散乱グリッドである。従来の非散乱グリッドとは異なり、本発明は、1またはそれ以上のX線ミラーによって生成される像面内の照明パターンに対して正確に組み合わせられるグリッドを含む。例えば、X線露光中に像面に亘って走査される狭い扇形状ビームを生成する単一ミラーの場合には、非散乱グリッドは、像面内に生成されるX線光の明るい片の幅と同一の幅の単一のスロットを有する。露光中にミラーが走査されるにつれて、非散乱グリッドは、(図4のブロック図に示されるように)同期して走査され、それによって、サンプルまたは組織によって散乱させられるX線光が、扇形状ビームのエンベロープ(外形)の外部のX線検出器の領域に到達することを防止する。ミラー配列の場合には、非散乱グリッドは、平行な複数のスロットの1組を含み、各スロットの幅は、像面における明るいX線の片の各々の幅に等しい。ここでも非散乱グリッドは、露光中にミラー配列と同期して走査される。非散乱グリッドはまた、図6に示されるもののように、多エネルギーのミラー配列の構成とともに使用することができる。3エネルギーのミラースタックと組み合わせられる、一例の走査非散乱グリッド(515)が図6に示される。] 図4
[0038] 1つの好ましい実施形態は、1〜2mmオーダーの厚さの機械加工された真鍮の板によって作製された非散乱グリッドを利用する。他の好ましい実施形態では、グリッドは0.5mmオーダーの厚さのタンタルシートによって作製されるが、それはリソグラフィによってパターン付けられ、その後化学的にエッチングされる。]
[0039] 作用において本発明は以下のとおり機能する。臨床環境における使用前に、システムは位置合わせされなければならない。ミラーまたはミラースタックの走査軸は、水平および垂直変換ステージ(305)および(307)を使用して、X線チューブの焦点スポットと適切に位置合わせされなければならない。ミラー/スタックの位置は、5軸の光学ポジショナを使用して走査軸と適切に位置合わせされなければならないが、この調整は、ねじ山が付けられた変換要素の手動操作を通して、または、様々な程度の自動化およびコンピュータ制御(例えば、キーボード、ジョイスティック、あるいはトラックボール、または他の類似の装置)によって達成することができる。加えて、可視光源登録システム(図示せず)もまた、X線ミラーまたはミラースタックと位置合わせされなければならず、それによってオペレータは自身がミラー/スタックからのX線を向けているか否かを容易に決定することができる。従来の可視光位置合わせシステムが備えられているか、または、共に係属し、共有され、発明された、2009年1月28日に出願され、“X線撮影法によるX線撮像のための光学位置合わせシステムおよび位置合わせ方法”という題が付いている米国特許出願番号12/360,928に記述されるような可視光位置合わせシステムが備えられていてもよく、その出願の教示がここに参照のために組み込まれる。また、これらの位置合わせはすべて臨床使用の前にサービス技術者によって実行され、臨床技術者はミラーの位置合わせまたは走査装置の位置合わせのいずれかを調節すべきでない。]
[0040] いずれの事象においても、X線が患者または撮像されるべき項目に突き当たる場所をオペレータが知るための視覚的表示装置が設けられる。手元の撮像タスクにもよるが、オペレータは、撮像されるべき項目に伝達するために1またはそれ以上のX線エネルギーを選択する。そのような選択をすることによって、板(313)上の、減衰させる入口または出口グリッド(503、504)は、線形変換ステージ(312)を介して移動させられ、それによって、グリッド(503、504)は適切なミラーまたは適切な1組のミラー(512、513、514)と位置合わせされる。]
[0041] X線チューブが活性化され、線形変換ステージ(210)を光学ブラケットアセンブリ(203、204、205)と反対方向に押し、それよってたわみピボット(213)周りの回転を生じさせる。ピボット周りのアセンブリの回転は、X線ミラー/スタックに対して走査を行わせる。走査をするミラーと同期して変位するのは、散乱を最小化するための非散乱グリッド(515)である。ミラー/スタックの走査速度は調節可能であり、走査速度が遅いほど撮像されるべき項目に伝達させられるX線の強度が大きくなる。]
[0042] 本発明は、上記記述に限定されない。例えば、各々のミラーが同一のX線エネルギーにチューニングされた多数のミラーが一塊(ブロック)で設けられてもよく、ミラースタック内に点在させられた組として設けられてもよいが、本発明はそれに限定されず、単一のミラー(または1以上のミラー)がそれぞれ所望のX線エネルギーのために設けられてよい。さらに、各々のミラーが異なるX線エネルギーにチューニングされたこれらのミラーの各々は、共通のミラースタック内に設けられてよく、あるいはそのようにする必要がなく、または個別に独自のミラー載置台上に載置されてもよい。]
[0043] 本発明の特定の実施形態について述べてきたが、理解されるべきことは、本発明は上記記述または添付された例示的な図面に限定されないということである。それよりもむしろ、本発明の範囲は、ここに現れる請求項と、本技術分野の当業者によって正しく理解される請求項の均等物によって定義される。]
权利要求:

請求項1
X線焦点スポットを有する点源X線チューブを利用したX線撮像装置のための多層のX線ミラーの位置合わせおよび走査システムであって、多軸で調整可能なミラー載置台であって、その上に少なくとも1つの多層X線ミラーが載置されており、前記焦点スポットと位置合わせ可能な走査軸周りに回転可能なミラー載置台と、前記ミラー載置台と連結され、前記点源X線チューブと動作において同期した、コンピュータ制御されるミラー走査装置と、を備え、前記点源X線チューブが動作させられるときに、前記ミラー走査装置は前記走査軸周りに前記ミラー載置台を移動させる、X線撮像装置のための位置合わせおよび走査システム。
請求項2
前記ミラー載置台は、前記焦点スポットに対して回転可能に載置される光学ブラケットに取り付けられている、請求項1に記載された、X線撮像装置のための位置合わせおよび走査システム。
請求項3
前記ミラー走査装置は、前記光学ブラケットとは反対方向に力を加える線形モータドライブを備え、前記光学ブラケットと前記ミラー載置台を前記走査軸周りに、前記焦点スポットと位置合わせされたまま回転させる、請求項2に記載された、X線撮像装置のための位置合わせおよび走査システム。
請求項4
前記ミラー載置台はさらに、3つの直交変換および2つの直交回転を有する5軸の光学ポジショナを備え、当該光学ポジショナは、前記焦点スポットおよび前記走査軸に対する前記ミラーの位置決めを可能にするように構成されている、請求項1に記載された、X線撮像装置のための位置合わせおよび走査システム。
請求項5
前記X線焦点スポットに対する前記ミラー載置台の前記走査軸を位置決めするように構成された2軸調整機構をさらに備えた、請求項1に記載された、X線撮像装置のための位置合わせおよび走査システム。
請求項6
前記少なくとも1つの多層X線ミラーは、ミラースタック内で互いに強固に固定された複数の多層ミラーを備えた、請求項1に記載された、X線撮像装置のための位置合わせおよび走査システム。
請求項7
前記ミラースタックはさらに、少なくとも、第1のエネルギーのX線を反射するように構成された第1の複数の多層ミラーと、第2のエネルギーのX線を反射するように構成された第2の複数の多層ミラーとを備えた、請求項6に記載された、X線撮像装置のための位置合わせおよび走査システム。
請求項8
i)前記X線チューブと前記ミラースタックの間に介挿されるか、またはii)前記ミラースタックと撮像されるべき項目との間に介挿されるかのいずれかで配置される、少なくとも1つのウィンドウを有する移動可能な減衰板をさらに備え、前記ウィンドウは、前記複数のミラーのうち少なくとも1つが、少なくとも1つの対応するエネルギーを前記撮像されるべき項目へ伝達することを選択的に可能にし、前記減衰板は、前記複数のミラーのうち他のミラーが、少なくとも1つの異なった対応するエネルギーのX線を伝達するのを防止する、請求項7に記載された、X線撮像装置のための位置合わせおよび走査システム。
請求項9
前記第1の複数のミラーは実質的に第1のブロック内ですべて互いに隣接しており、前記第2の複数のミラーは実質的に第2のブロック内ですべて互いに隣接しており、前記ウィンドウは、X線が前記ブロックのうち一方によって伝達されることを可能にしつつ前記ブロックの他方を遮断するような寸法に合わせられたアパーチャを有する、請求項8に記載された、X線撮像装置のための位置合わせおよび走査システム。
請求項10
前記第1および第2の複数の多層ミラーは、互いに点在させられ、前記ウィンドウは、X線が前記複数のミラーのうち1つによって伝達されることを可能にしつつ前記複数のミラーのうち他のミラーを遮断するような寸法に合わせられた複数のスロットを有する、請求項8に記載された、X線撮像装置のための位置合わせおよび走査システム。
請求項11
走査非散乱グリッドをさらに備え、当該グリッドは、撮像されるべき項目とX線センサとの間に配置され、少なくとも1つのX線ミラーによって生成される照明パターンに組み合わせられた、減衰用の、スロットが付けられた板を有する、請求項1に記載された、X線撮像装置のための位置合わせおよび走査システム。
請求項12
前記ミラー走査装置は、選択的に変更可能な速度で動作可能であり、それによって前記ミラーの走査速度の選択的制御を可能にする、請求項1に記載された、X線撮像装置のための位置合わせおよび走査システム。
請求項13
焦点スポットを有する点源X線チューブと、少なくとも1つの多層X線ミラーと、多軸で調整可能なミラー載置台であって、その上に前記少なくとも1つの多層X線ミラーが載置されており、前記焦点スポットと位置合わせ可能な走査軸周りに回転可能なミラー載置台と、前記ミラー載置台と連結され、前記点源X線チューブと動作において同期した、コンピュータ制御されるミラー走査装置と、を備え、前記点源X線チューブが動作させられるときに、前記ミラー走査装置は前記走査軸周りに前記ミラー載置台を移動させる、X線撮像装置。
請求項14
前記ミラー走査装置は、前記ミラー載置台とは反対方向に力を加える線形モータドライブを備え、前記ミラー載置台を前記走査軸周りに、前記焦点スポットと位置合わせされたまま回転させる、請求項13に記載されたX線撮像装置。
請求項15
前記少なくとも1つの多層X線ミラーは、ミラースタック内で互いに強固に固定された複数の多層ミラーを備えた、請求項13に記載されたX線撮像装置。
請求項16
前記ミラースタックはさらに、少なくとも、第1のエネルギーのX線を反射するように構成された第1の複数の多層ミラーと、第2のエネルギーのX線を反射するように構成された第2の複数の多層ミラーとを備えた、請求項15に記載されたX線撮像装置。
請求項17
i)前記X線チューブと前記ミラースタックの間に介挿されるか、またはii)前記ミラースタックと撮像されるべき項目との間に介挿されるかのいずれかで配置される、少なくとも1つのウィンドウを有する移動可能な減衰板をさらに備え、前記ウィンドウは、前記複数のミラーのうち少なくとも1つが、少なくとも1つの対応するエネルギーを前記撮像されるべき項目へ伝達することを選択的に可能にし、前記減衰板は、前記複数のミラーのうち他のミラーが、少なくとも1つの異なった対応するエネルギーのX線を伝達するのを防止する、請求項16に記載されたX線撮像装置。
請求項18
前記第1の複数のミラーは実質的に第1のブロック内ですべて互いに隣接しており、前記第2の複数のミラーは実質的に第2のブロック内ですべて互いに隣接しており、前記ウィンドウは、X線が前記ブロックの一方によって伝達されることを可能にしつつ前記ブロックの他方を遮断するような寸法に合わせられたアパーチャを有する、請求項17に記載されたX線撮像装置。
請求項19
前記第1および第2の複数の多層ミラーは、互いに点在させられ、前記ウィンドウは、X線が前記複数のミラーの1つによって伝達されることを可能にしつつ前記複数のミラーの他のミラーを遮断するような寸法に合わせられた複数のスロットを有する、請求項17に記載されたX線撮像装置。
請求項20
前記ミラー走査装置は、選択的に変更可能な速度で動作可能であり、それによって前記ミラーの走査速度の選択的制御を可能にする、請求項13に記載されたX線撮像装置。
請求項21
焦点スポットを有する点源X線チューブと、前記X線チューブとの間で伝達し、第1のエネルギーのX線を反射するように構成された第1の多層ミラーと、第2のエネルギーのX線を反射するように構成された第2の多層ミラーとを含む、複数の多層X線ミラーと、走査可能なミラー載置台であって、その上に前記複数のミラーが載置されており、前記焦点スポットと位置合わせ可能なミラー載置台と、i)前記X線チューブと前記ミラースタックの間に介挿されるか、またはii)前記ミラースタックと撮像されるべき項目との間に介挿されるかのいずれかで配置される、少なくとも1つのウィンドウを有する移動可能な減衰板であって、前記ウィンドウは、前記複数のミラーのうち少なくとも1つが、少なくとも1つの対応するエネルギーを前記撮像されるべき項目へ伝達することを選択的に可能にし、前記減衰板は、前記複数のミラーのうち他のミラーが、少なくとも1つの異なった対応するエネルギーのX線を伝達するのを防止する、前記減衰板と、を備えたX線撮像装置。
請求項22
前記複数のミラーは、ミラースタック内で互いに強固に固定されており、前記第1のミラーはさらに第1の複数のミラーを有し、前記第2のミラーはさらに第2の複数のミラーを有し、前記第1の複数のミラーは実質的に第1のブロック内ですべて互いに隣接しており、前記第2の複数のミラーは実質的に第2のブロック内ですべて互いに隣接しており、前記ウィンドウは、X線が前記ブロックの一方によって伝達されることを可能にしつつ前記ブロックの他方を遮断するような寸法に合わせられたアパーチャを有する、請求項21に記載されたX線撮像装置。
請求項23
前記複数のミラーは、ミラースタック内で互いに強固に固定されており、前記第1のミラーはさらに第1の複数のミラーを有し、前記第2のミラーはさらに第2の複数のミラーを有し、前記第1および第2の複数の多層ミラーは、互いに点在させられ、前記ウィンドウは、X線が前記複数のミラーの1つによって伝達されることを可能にしつつ前記複数のミラーの他のミラーを遮断するような寸法に合わせられた複数のスロットを有する、請求項21に記載されたX線撮像装置。
請求項24
前記ミラー載置台は、前記焦点スポットと位置合わせ可能な走査軸周りに回転可能であって、前記ミラー載置台と連結され、前記点源X線チューブと動作において同期した、コンピュータ制御されるミラー走査装置をさらに備え、前記点源X線チューブが動作させられるときに、前記走査装置は前記走査軸周りに前記ミラー載置台を移動させる、請求項21に記載されたX線撮像装置。
請求項25
前記ミラー走査装置は、選択的に変更可能な速度で動作可能であり、それによって前記ミラーの走査速度の選択的制御を可能にする、請求項24に記載されたX線撮像装置。
請求項26
焦点スポットを有する点源X線チューブと、前記X線チューブとの間で伝達し、第1のエネルギーのX線を反射するように構成された第1の多層ミラーと、第2のエネルギーのX線を反射するように構成された第2の多層ミラーとを含む、複数の多層X線ミラーと、走査可能な第1のミラー載置台であって、その上に少なくとも前記第1のミラーが載置されており、前記焦点スポットと位置合わせ可能な第1のミラー載置台と、走査可能な第2のミラー載置台であって、その上に少なくとも前記第2のミラーが載置されており、前記焦点スポットと位置合わせ可能な第2のミラー載置台と、i)前記X線チューブと前記ミラースタックの間に介挿されるか、またはii)前記ミラースタックと撮像されるべき項目との間に介挿されるかのいずれかで配置される、少なくとも1つのウィンドウを有する移動可能な減衰板であって、前記ウィンドウは、前記ミラーのうち少なくとも一方が、少なくとも1つの対応するエネルギーを前記撮像されるべき項目へ伝達することを選択的に可能にし、前記減衰板は、前記ミラーの他方が、少なくとも1つの異なった対応するエネルギーのX線を伝達するのを防止する、前記減衰板と、を備えたX線撮像装置。
請求項27
実質的に単一エネルギーのX線を利用するX線撮像を実行する方法であって、少なくとも、第1のエネルギーのX線を反射するように構成された第1の多層ミラーと、第2のエネルギーのX線を反射するように構成された第2の多層ミラーとを含む、複数の多層X線ミラーを準備するステップと、X線源からのX線が前記複数のミラーの少なくとも一方によって伝達され、前記複数のミラーの少なくとも他方からX線を遮断することを選択的に可能にするステップであって、それによって撮像のために伝達されるべきX線エネルギーを選択する、前記選択的に可能にするステップと、を含む、実質的に単一エネルギーのX線撮像を実行する方法。
請求項28
前記選択的に可能にするステップはさらに、前記X線源と前記ミラーの間、または前記ミラーと撮像されるべき項目との間、のいずれかに、少なくとも1つのウィンドウを有する移動可能な減衰板を準備するステップと、前記ウィンドウが前記X線ミラーのうち所望のものと位置合わせするように、前記減衰板を選択的に移動させるステップと、を有する、請求項27に記載された、実質的に単一エネルギーのX線撮像を実行する方法。
請求項29
前記X線源の焦点スポットと位置合わせ可能な走査軸周りに回転可能なミラー載置台上に前記ミラーを載置するステップと、前記X線焦点スポットとの前記走査軸の位置合わせを維持しつつ、前記ミラー載置台を前記走査軸周りに回転させるステップと、をさらに有する、請求項27に記載された、実質的に単一エネルギーのX線撮像を実行する方法。
請求項30
前記走査軸周りに前記ミラー載置台の回転の速度を変更するステップであって、それによって前記ミラーの走査速度の選択的制御を可能にするステップ、をさらに有する、請求項29に記載された、実質的に単一エネルギーのX線撮像を実行する方法。
請求項31
前記X線源と前記ミラーの間、または前記ミラーと撮像されるべき項目との間、のいずれかに、少なくとも1つのウィンドウを有する移動可能な減衰板を準備するステップと、前記ウィンドウが前記X線ミラーのうち所望のものと位置合わせするように、選択的に前記減衰板を移動させるステップと、をさらに有する、請求項30に記載された、実質的に単一エネルギーのX線撮像を実行する方法。
請求項32
撮像されるべき項目に対する位置の機能としてX線の強度およびエネルギーをそれぞれ制御するために、前記速度を変更するステップと、前記減衰板を移動させるステップとを利用するステップ、をさらに有する、請求項30に記載された、実質的に単一エネルギーのX線撮像を実行する方法。
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